第4章 運営
漏水した月の水道代は
漏水した月の水道代は
減免できるかも
ようするに→気づけない水もれで跳ね上がった水道代には、救済の申請がある話
最終確認日:2026年9月10日 ※制度は自治体(水道局)ごとに異なります
検針票を見て「今月なんでこんなに高いの!?」——その正体、
地面の下や壁の中の見えない漏水かもしれない。
原則は「メーターが計った分は払う」なんだけど、
気づきようのない漏水は、申請すれば一部減額してくれる制度が多くの自治体にあるんだ!
1まず知る——責任の分かれ目は「メーター」
水道管の責任は場所で分かれます。メーターより道路側の漏水は水道局の責任で、原則無料で直してくれます。 メーターより建物側は所有者(大家さん)の財産なので、修理も費用も自分持ち。 そして建物側の漏水でも、メーターは水を計り続けるので、水道代はそのまま請求されてしまう——ここで登場するのが減免制度です。
図:漏水の責任分界と、減免までの3ステップ
2減免してもらえる条件——キーワードは「気づけない+すぐ直した」
対象になりやすいのは、地中や壁の中など、きちんと管理していても発見が難しい場所からの漏水。 そして発覚後すみやかに修理を済ませ、修理の証明書類を添えて申請することが条件です。 減額されるのは漏水分の一部(全額ではありません)で、 蛇口の閉め忘れや、漏水と知りながら放置していた場合は対象外。 申請期限を「修理完了後3ヶ月以内」などと定める自治体もあるので、修理と申請はセットで動きましょう。
3大家さんの実務——「検針票チェック」を習慣に
共用部の散水栓や空室の配管は、漏水しても誰も気づきません。 対策はシンプルで、毎月の検針票(使用量)を前月・前年と見比べるだけ。 急増していたら、全ての蛇口を閉めた状態でメーターのパイロット(小さな銀色のコマ)が回っていないか確認——回っていれば、どこかで漏れています。 この5分の習慣が、高額請求と建物ダメージの両方から物件を守ります。
ここが落とし穴
①減免の内容・条件・期限は自治体(水道局)ごとにバラバラ。「うちの市はどうか」を水道局のサイトか電話で確認するのが第一歩。
②修理は自治体指定の水道工事店に頼むこと。指定外の業者だと申請書類が整わないことがあります。
③漏水で階下や家財に被害が出た場合の損害は、水道代とは別に火災保険(水濡れ補償)の出番。あわせて確認を。
きょうのまとめ
- メーターより道路側は水道局、建物側は大家さんの責任
- 見えない場所の漏水は修理+申請で一部減額の制度が多い
- 放置は対象外。すぐ直してすぐ申請(期限のある自治体も)
- 毎月の検針票チェックとパイロット確認を習慣に