知らないとする 大家さんのお金の話
第4章 運営

家賃以外の
「すきま収入」

ようするに→物件の遊んでいる場所が、お金を生む場所になる話
最終確認日:2026年9月10日 ※条件は事業者・立地により大きく異なります
物件の収入=家賃、と思いこんでいない? 屋上・壁・敷地のすみっこ——使っていない場所はぜんぶ収入の候補地なんだ。 1ヶ所あたりは小さくても、空室に左右されない収入が積み重なるのは強い。 代表的な「すきま」を紹介するね!

1物件は「すきま」だらけ——代表選手たち

屋上:携帯電話の基地局アンテナ。通信会社から打診が来ることもあり、 設置料は月数千円から、立地によっては数万円以上という例まで様々。相場があってないような世界なので、提示額は交渉の余地ありです。 敷地の一角:自動販売機。設置も電気工事も業者負担で、売上に応じた手数料が入る方式が一般的。 壁面・フェンス:看板・広告。交通量のある立地なら候補に。 空き駐車場:時間貸しサービスに転用して、空き区画を日銭に変える手も。

図:アパートの「すきま収入」マップ
看板 屋上:基地局アンテナ 月数千円〜数万円以上の例も 屋根:太陽光パネル 売電や屋根貸しという選択肢 敷地の一角:自販機 設置費ゼロ+売上手数料の方式が主流 壁面・フェンスも広告に

2「打診が来たら」の心得——最初の提示額で決めない

基地局などは、ある日突然「屋上を貸してほしい」と連絡が来るもの。 このとき覚えておきたいのは、設置料に決まった相場はなく、協議で決まるということ。 最初の提示額から交渉で大きく変わった実例もあります。 即答せず、契約期間・撤去条件・電気代の負担・原状回復まで含めて条件を出してもらい、比較検討しましょう。

3小さな収入も「申告」まで

基地局の設置料や自販機の手数料も、もちろん課税対象の収入です。 個人大家さんなら多くの場合、家賃と同じ不動産所得などとして確定申告に含めます。 「少額だから」と申告から漏らすと、せっかくのすきま収入がペナルティの種に。 収入の窓口が増えたら、帳簿の科目もひとつ増やす——ここまでがワンセットです。

ここが落とし穴
①基地局は長期契約が基本。将来の売却・建て替え・大規模修繕(防水工事)との兼ね合いを契約前に確認。 ②屋上への設置は建物の構造・防水への影響を必ずチェック。工事内容の説明を求めましょう。 ③入居者さんへの説明も忘れずに。無断で工事が始まるとクレームの元です。
きょうのまとめ
  1. 屋上・壁・敷地の一角——遊んでいる場所は収入候補
  2. 基地局の設置料に相場なし。最初の提示額で決めない
  3. 契約期間・撤去・防水への影響まで見て判断
  4. すきま収入も申告までがワンセット
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